学校との違いは?
学校と塾には、「子ども達に勉強を教える」という部分では、共通する点も多々あります。
では、違いとは何なのでしょうか?
一番大きな違いは、学校が国や地方自治体などの運営する公的な機関なのに対して、学習塾は、民間で運営している教育サービスを提供する企業であるという点です。その運営母体の違いが、結果として提供している教育の中身、子ども達への接し方、保護者からの期待などに具体的に現れています。
これまでの歴史では学校と塾は対立する存在とされてきました。

ですが、近年のゆとり教育政策による学校教育への不安や少子化に伴う子ども一人当たりの教育費増加などの影響から、保護者や子ども達が塾を必要としたことで、通塾率の上昇や首都圏での中学受験率上昇などにつながっています。
その結果、塾は、学校と対立する存在から、学校で行き届かない部分もサポートしたり学習指導要領にとらわれず、保護者からのニーズに応えるような、学校と共存する存在になっています。
具体的な違いって?
学校

学校(公立校)での勉強は、文部科学省の定めた学習指導要領によって指導内容に制限があり、さらに1クラス40名近くの生徒に対してばらつきのない指導が求められます。ゆとり教育政策の影響で完全週休2日制の実施などで授業時間数も減少。総合学習にも時間を費やします。
授業だけでなく放課後の部活動や、各種学校行事などで勉強以外の教育にも関わります。
塾

塾は教育サービス業という立場ですから、保護者や子どもたち一人一人のニーズに対応していかないと、塾という組織が継続できません。そのために「子どもや保護者」というお客さんが満足できる授業にするため講師研修を行ったり、保護者と信頼関係を築くためにこまめなコミュニケーションなどを意識的に行っています。
また、指導要領にしばられず、各塾の教育理念に合わせた教育を提供しています。
もちろん保護者の切実な願いである子ども達の成績アップという部分にも取り組んでいますが、塾によっては「理科の実験教室」・「社会に出てからも活躍するための習慣」などの独自の教育プログラムに取り組んでいるところもあります。
以上のように、学校と塾にはそれぞれの成り立ちの違いから、教育現場での指導内容やスタイル、目的なども違っています。
