現役塾講師に聞く!仕事の「やりがい」って?

全国には、5万1617ヶ所の教室(社数ではなく教場数)があります。1校舎に最低5名程度の塾講師がいると仮定すると、日本全国で約25万8000人(推定)もの人達が塾で働いています。果たして「塾で働くことの魅力」「塾講師のやりがい」とは一体、どんなところにあるのでしょうか?ここでは今実際に塾で働いている「現役の塾講師」に仕事のやりがいや厳しさなどを直接聞いてみました。
ここに出てくる先輩たちの話は、「明日のあなた」のやりがいになるのではないでしょうか?

大手進学塾で勤務中のAさん(専任講師)

Aさんのプロフィール
年齢 24歳
性別 男性
形態 正社員
職歴 2年
勤務 大手進学塾の専任講師
今はどんなお仕事をされていますか?

はい。今は、神奈川県にある大手進学塾で専任講師として働いています。 授業は、小学4年生~中学3年生までの国語・社会の集団授業を担当しています。

塾で働き始めたきっかけは?

僕は、新卒で入社して2年目です。就職活動で自己分析とかするじゃないですか、その時に考えたのが「高校受験や大学受験の時に、塾の先生って結構お世話になったし自分もそんな人の役に立つ仕事をしたい」ということでした。なので教育業界を中心に就職活動をして、今の塾に入社しました。

仕事のやりがいってどんなところですか?

生徒が志望校に合格することが一番嬉しいですし、1年目の時は泣きそうになりました(笑)。
合格した時は、自分自身の受験の時なんか比べ物にならないほどでしたね。僕の今までの人生の中で一番嬉しい出来事でした。
未経験という不安もあり、気合を入れて授業をしていたつもりだったのが、最初は意気込みだけが見事に空回り(苦笑)。
でも諦めずに、先輩の先生の授業見学をしたり、模擬授業で練習したり、生徒の声を聞いたり、自分なりに様々な努力をしてみました。そして、合格発表の日、合格した子ども達から「先生が担当でよかった!」と言ってもらえたので、それまでの苦労も忘れるくらい感動したのは、今でも忘れられません。

今までの仕事で何か失敗したことは?

授業以外にもさまざまな業務に携わっているので、その中で、小さな失敗をしています。保護者への連絡を忘れたり、採点を見直したらミスがあったり……。 些細なこととはいえ、二度と繰り返さないように意識しています。ただそれ以上に、講師として大変だと思うのは、この仕事って、自分のやったことがダイレクトに結果に出てくること。自分の教え方がよければ生徒も一生懸命ですが、教え方が悪いと、生徒は誰もついてきません。 その場合は、反省しつつ、次に活かしていけばいいんですが。結果が出やすい分、大変でもあり、やりがいにもつながっていると思い毎日がんばっています。

個別指導塾で教室運営スタッフとして勤務中のBさん

Bさんのプロフィール
年齢 28歳
性別 女性
形態 正社員
職歴 3年
勤務 個別指導塾の教室運営スタッフ
今はどんなお仕事をされていますか?

一都三県に教室展開している個別指導塾で、教室運営スタッフとして勤務しています。私のいる教室は、生徒数約100名、時間講師のスタッフ15名です。 仕事としては、学習計画の作成、教室の運営、事務処理、スタッフ管理など、教室の仕事のすべてに携わってます。

塾で働き始めたきっかけは?

私は、元々人と接する仕事に興味があり、販売の仕事をしていました。でも、やっているうちにもう少し人と深く関わる仕事をしたくて、転職してこの塾に就職しました。昔から子どもが好きだったし、子ども達の将来にも間接的に関われるんじゃないかと思って入社しました。

仕事のやりがいってどんなところですか?

子ども達から素敵な笑顔と元気をもらえるところです。
毎日、子ども達と接して勉強の計画をたてる相談をしたり、進路指導をしたり、時には、恋愛相談にのったりするのは、本当に楽しくて充実しています。子ども達が私の周りに寄ってきて、「今日、学校でこんなことがあった」とか「友達とケンカした」とか「お母さんがこんなこと言った」とか「彼女とこんなことがあった」など口々に話していき、時には仕事ができなくなることも・・・(笑)。
でも、教室運営スタッフという立場だからこそできるのことなのかなと思っていますし、私なりのやり方で子ども達とのコミュニケーションを大切にしていきたいと思っています。

今までの仕事で何か失敗したことは?

当たり前のことですが、確認はやはり大切です。
やるべき仕事はたくさんありますが、一つ苦手分野がありまして、事務処理だけは・・・。生徒対応に関しては、他のスタッフに任せることができる仕事も多々ありますが、 金銭面の管理は私の役目なんです。毎月の定型業務があり、15~20日と月末は、バタバタしていて、 チェックしたつもりでも間違えてしまったことが、実は何度か・・・。 お金に関する業務は、少しでも失敗すると、相手に大きな迷惑がかかってしまいます。 きちんと行うには、やっぱり確認することが大切です。苦手なことだからこそ、確実に、落ち着いて処理をしていかなければと思っています。

という訳で、やりがいとしては、やはり子どもとの関わりの中や、自分のがんばりが子ども達に伝わった時に感じられるようです。 これは他の職業ではなかなか味わえない「やりがい」なのだと思います。 もちろん、そのためには、毎日の授業に対しての努力・工夫やコミュニケーションの積み重ねなどが重要な要素になってくるのではないでしょうか?

ほかにも、実際に教育業界で働いている人の体験談が掲載されているホームページがあります。

実録!塾講師の1日